価格と基本情報

DAISOの「ことわざかるた」は、100円(税込110円)で購入できる知育玩具です。
内容は絵札・読み札がそれぞれ50枚、合計100枚収録されています。イラスト付きで、子どもがことわざの意味を直感的に理解しやすい工夫がされているのが特徴です。
100円とは思えない充実度で、家庭学習の入り口に最適。お正月や家族の遊びに使えるだけでなく、小学校低学年からの国語学習にも自然に役立つアイテムです。
どこで買える?(店舗・オンライン)
ダイソーのかるたは基本的に全国のダイソー店舗で購入可能です。おもちゃコーナーや文具・知育教材の棚に並んでいることが多いです。
また、在庫がある場合は「DAISOネットストア(公式オンラインショップ)」でも購入できます。ただし、オンラインはまとめ買い単位での販売が多いため、1個だけ欲しい場合は店舗の方が便利です。
種類とラインナップ紹介
ダイソー出版(大創出版)の公式ラインナップとしては、以下のようなかるたシリーズが展開されています。
- ことわざかるた
- いろはかるた
- 四字熟語かるた
- 都道府県かるた
- 歴史人物かるた
- 日本史かるた
バリエーションが豊富で、学年や興味に合わせて選べるのが魅力です。
今回の記事では、実際に我が家で購入して遊んでみた 4種類(ことわざ・いろは・四字熟語・都道府県) を中心にレビューしていきます。
ダイソーかるた4種類をレビュー
ことわざかるた

定番のことわざを集めたシリーズ。我が家ではまずこの青い「ことわざかるた」を購入しました。
ダイソーの「ことわざかるた」は、日本語の奥深さを楽しく学べる定番教材。絵札と読み札に加えて、意味や例文までしっかり載っているのが特徴です。
ただ、実際に子どもと遊んでみると、ことわざの内容自体が少し難しく、低学年には理解が追いつかない部分もありました。そのため我が家では頻繁には遊べていませんが、カードをきっかけに「これどういう意味?」と質問してくれる場面があり、言葉への関心を広げるきっかけにはなっています。
「鬼の目にも涙」「猿も木から落ちる」など、短くて身近なたとえ話は覚えやすかったようで、繰り返すうちに自分から口にすることも。すぐに暗記できるわけではないものの、少し上の学年に進んでからも長く活用できる教材だと思います。
いろはかるた

ダイソーの「いろはかるた」は、昔ながらの「いろはにほへと」に基づいたかるた。ことわざよりも短いフレーズが多いため、低学年でも覚えやすいのが特徴です。
我が家では、学習に活用できるようにカードの端にパンチで穴を開け、リングでまとめて持ち運びやすくしました。暗記カードのように使えるので、移動中や外出先のちょっとした時間にも取り組めます。
実際に使ってみると、リズムのある言葉は子どもが声に出しやすく、繰り返すうちに自然と口から出てくるようになりました。ただ、中には難しい表現もあるので全てを暗記しているわけではありません。それでも 100円なので、穴を開けたり、汚れたり折れたりしても気にならない のが大きなメリット。学習用にアレンジしやすい点もダイソーならではだと思います。
四字熟語かるた

ダイソーの「四字熟語かるた」は、小学校高学年や中学生向けに使える本格的な教材です。カードには熟語の意味や例文も書かれており、暗記だけでなく使い方まで学べるのが特徴。
まだ我が家では本格的に遊んでいませんが、国語の授業や受験勉強を意識する学年になったときに役立ちそうだと感じています。100円で四字熟語をここまで網羅できるのはありがたく、将来の学習の下準備として手元に置いておける安心感があります。
都道府県かるた

ダイソーの「都道府県かるた」は、日本地理を遊びながら学べる教材です。各都道府県の特徴や名物がカードに書かれており、自然と地名や名産に親しむことができます。
子どもにとっては少し情報量が多く感じるところもありますが、「知ってる!」と反応できるカードが出てくると盛り上がり、遊び感覚で学べるのが魅力です。社会科の勉強を意識する前の段階から使えるので、無理なく地理への興味を広げられると思います。
まだ我が家では深く遊べてはいませんが、小学校中学年以降で社会科が本格化したときに活躍してくれそうです。100円で全国をカバーできる教材は他にはなかなかないので、「お試し感覚」で手に取る価値は十分あると感じました。
4種類を比較した総合評価
4種類を比べて感じたのは、それぞれテーマごとに「対象年齢」と「効果の出やすい分野」があることです。
- 低学年 → ことわざ・いろは
- 中学年以上 → 四字熟語・都道府県
耐久性は紙質の関係で弱めですが、100円で買える教材としては十分すぎる内容でした。「学びの入り口」として遊びながら触れられるのがダイソーかるたの最大のメリットです。
| かるた種類 | 対象年齢目安 | 難易度 | 学べるジャンル | 特徴・学習効果 | 我が家の反応 |
|---|---|---|---|---|---|
| ことわざかるた | 小1〜小3 | ★★★ | 国語(ことわざ・語彙) | 意味・例文付きで本格的。語彙力アップに◎ | 興味あり。「鬼の目にも涙」など口に出し始めた |
| いろはかるた | 年長〜小2 | ★★ | ことば遊び・語感 | フレーズが短く覚えやすい。リング化にも◎ | リズムが良く、繰り返し遊びやすい |
| 四字熟語かるた | 小4〜中学生 | ★★★★ | 国語(熟語・受験対策) | 意味・例文付きで受験前の基礎固めに最適 | まだ本格使用前だが「取っておきたいカード」 |
| 都道府県かるた | 小3〜(社会科前) | ★★★ | 社会(地理・名産) | 地名+名産セットで記憶に残りやすい | 「知ってる!」カードで盛り上がる |
ダイソーかるたの活用方法
遊びながら学べる工夫
かるたは単に取り合うだけでなく、札を取ったあとに意味を説明する・日常で使うと学習効果が倍増します。
「今日のことわざ」を決めて、家の中で使ってみるのもおすすめです。子どもが自分から言葉を試そうとするようになりました。
穴あけ+リング活用法

100円だからこそできる工夫として、我が家では札に穴をあけてリングでまとめ、単語カードのようにしています。かさばらず持ち運びでき、外出先でも気軽に復習できるので便利です。
外出先や待ち時間での使い方
病院の待合室や電車の中など、ちょっとした待ち時間にリング化したかるたをめくって遊ぶと、退屈せずに学習ができます。スキマ時間を有効活用できるのが魅力です。
兄弟や家族での遊び方
兄弟で競争させると自然と集中力が高まり、繰り返し学ぶ動機になります。勝ち負けがあることで「もう一回!」と何度も挑戦する姿が見られ、楽しみながら暗記につながるのが魅力です。
兄弟がいない場合でも、親が読み手になって子どもと対戦するだけで十分に盛り上がります。さらに、おじいちゃんおばあちゃんが遊びに来たときに一緒に参加してもらえば、世代を超えて楽しめるコミュニケーションツールに。家族の人数や状況に合わせて柔軟に遊び方を工夫できるのも、かるたの良いところです。
国語・社会科の学習への応用
小学校の国語・社会ではことわざ・四字熟語・地理が頻出です。かるた遊びで触れておくと「授業で知ってる!」となり、学習意欲アップにつながります。受験前の基礎固めにも効果的です。
本格的に学ぶなら「声に出して覚える」シリーズ
とても良かったのはこのことわざかるた

ダイソーのことわざかるたで遊んでいた流れから、さらに学習効果を高めたいと思い購入したのが、齋藤孝先生監修の「声に出しておぼえる ことわざかるた」です。価格は2,000円前後とダイソー版より高めですが、その効果は驚きでした。
最初は一緒に声に出して読むだけでしたが、繰り返すうちに子どもは少しずつことわざを覚え始めました。読み札には「ことわざ」とその「意味」がセットで書かれているので、途中で意味を読み始めるとことわざを答えられるようになります。
例えば「ちょっとのことで大きな得をする…」と読み始めると、子どもはすぐに「えびでたいをつる!」と答えてくれるようになりました。こうした体験から、声に出して遊んでいるうちに、ことわざの表現と意味が自然と結びついていく のを実感しました。
学習ステップは「ことわざ → 漢字 → 四字熟語」


この体験がとてもよかったので、次に「漢字をおぼえるカード(1・2年生向け)」を購入しました。こちらも声に出して楽しく学べる形式で、書き順や音読み・訓読みまで網羅されており、漢字学習にスムーズに移行できました。
さらに、まだ本格的には使っていませんが「四字熟語かるた」も準備済み。ことわざや漢字に慣れてきたら次のステップとして活用する予定です。段階的に学習を広げていける点も、このシリーズの大きな魅力だと感じています。

遊びから学びへ自然に発展
「遊び感覚 → 声に出して覚える → 学習に役立つ」という流れが自然にできたのは、ダイソーの手軽なかるたと、齋藤孝シリーズを組み合わせたおかげです。子どもにとっても「勉強させられている」という感覚が少なく、楽しみながら言葉の力を伸ばすことができています。
齋藤孝の声に出しておぼえる ことわざかるたはこちら↓
番外編 ダイソーで見つけた「ことわざカレンダー」


ダイソーには「ことわざカレンダー」という商品もありました。1日1つのことわざが書かれていて、日常的にことわざに触れられる仕組みです。
かるたで遊んだあとにカレンダーでも確認すると、繰り返し学習になり定着率がさらに上がります。机やリビングに貼っておくと自然に目に入り、家族全員の語彙力アップにつながります。
ダイソーのかるたまとめ
- ダイソーのかるたシリーズは安くて種類豊富。学びの入り口として最適。
- 実際に購入した4種類(ことわざ・いろは・四字熟語・都道府県)はどれも楽しく学べた。
- 工夫次第で遊びから本格学習へと活用できる。
- より深く定着させたいなら「声に出して覚えるシリーズ」との併用がおすすめ。
- 番外編として「ことわざカレンダー」も学習習慣づけに役立つ。
遊びから学びへ。ダイソーで手軽に始め、本格版で定着――これが我が家で一番効果的だった学習法です。

